第91話:巫女霊の罰

 

 

・・・

・・・・・

・・・・・・・・・こうして話は進んでいき、

気がつけば、もう残り10話という所まで来たのだった。

 

「もう休憩なしだからねー」

「やばっ、ちょっと空が明るくなってきたかもっ?」

「まあ日の出までは夜、という解釈でよろしいと思いますわ」

「いい方法があるよ〜、最後の一巡になったらそれやろ〜」

「う・・・うん」

 

ねばっこい汗がしたたり落ちる。

蝋燭の火が残り10本になり、明け方で涼しくなって暑さは感じないはずなのに、

体の芯から熱が出て喉が渇く・・・90話もいやらしい話を聞き続けて、股間が特に熱くなってしまった。

勃起しっぱなしで疼いて仕方なく、ついモジモジと太腿が動いてしまう・・・

まあ何があっても僕は彼女たちを襲うなんて事はないから、あと50分くらい、なんとか乗り切ろう。

 

「じゃあお寺じゃなく神社のお話行くねー」

 

モモちゃんの声が10本の蝋燭の炎を揺らした。

 

「ウチのこのお寺みたいにー、ある神社でも山奥に修行用のお社を建ててる所があってねー、

 そこはここみたいなちゃんとした所じゃなくってー、8畳くらいの何も無い蔵みたいになっててー、

 中に入ると床下に空気穴がある以外は窓ひとつない真っ暗でー、そこに1週間閉じ込められて、

 ひたすら我慢するっていう修行なんだけどねー、そこには修行者を誘惑する巫女の霊が出るんだって。

 色んな誘惑をするんだけど、例えばお腹が空いたときにお食事を出してきて、誘惑に負けて食べると

 美味しい食事の味を思い出して、実際はそんなの幻なんだけど思い出した味が忘れられなくなって

 修行途中なのに外へ出ちゃうとか、宝が埋まっている場所を巫女の霊が教えて、複雑な場所だから

 忘れないうちにと思って出て堀りに行ったら割れた瓦しか出なかったりとか、いろんな手を使って

 外へ出そうとしてくるんだってー、それで巫女って当たり前だけど女性だからー、そういう誘惑もー、

 当然してくるのね、いやらしい誘惑をささやいたり、真っ暗闇なはずなのにほら、幽霊だから、

 体がぼんやり光って巫女の服を脱いでみせたり、これがまたエッチでスタイルいいんだってー」

 

・・・今の僕がまさにそういう修行僧の気持ちだよ。

 

「でねー、『巫女の体は清いもの、純血でなければいけませんが、こちらなら・・・』って、

 四つんばいでお尻を開いて見せたんだってー、『こちらの穴ならば罪にはなりませんわ』

 そう言ってお尻の穴を開いたり閉じたりしてみせてー、いやらしく指に唾をつけて、

 その穴を濡らしたりしてー、それまでさんざんじらされたりいやらしい匂いを嗅がされてて、

 限界を超えていたその修行者の男がたまらずその穴へ入れちゃうとー、それはもう凄い快感で、

 ペニスにお尻の穴の熱さが焼き付いちゃうくらい凄く燃え上がっちゃって、もう夢中で腰を振って、

 巫女の霊もすっかり乱れてアソコを濡らしながら喘ぎ続けたんだけどー、お尻の穴ってキツすぎて、

 いっくらペニスで突いても締め付けが強いせいでイケないんだってー、イケないんだけれど、

 快感だけがペニスを焼き続ける。もうここまできちゃったら男って例え修行中でも我慢できなくなって、

 その巫女の幽霊のアソコへイチモツを、ペニスを入れちゃうんだってー、そしたらズブズブ入って

 あまりの心地よい具合に頭が真っ白になってすーぐにイッちゃって、何度も何度も精根尽き果てるまで、

 夢中になって出し尽くしちゃうんだってー、それで真っ白になって崩れ落ちちゃうんだけどー、

 放心してるその男に巫女が怖い顔をしてつぶやくんだってー『巫女の体を汚しましたわね』って・・・」

 

酷い・・・そこまで誘惑しておいて、何が『汚しましたわね』だよ・・・でも試練ってそんなもんか。

 

「脱力して身動き取れないその男に『あなたは巫女を犯した罰を受けなくてはなりません』って言って、

 すっかりしなびれているペニスに呪いでもかけるように手をかざすと、またむくむくって大きくなってー、

 ペニスは元気なんだけど体は動けなくてー、今度はその巫女の霊が上になって男を犯しはじめたのねー、

 今度はされるがままっていうのもあって、また具合も抜群に良くって、すぐにイッちゃいそうだったんだけど、

 おかしな事にいくら経ってもイケないのねー、とっくに射精してるはずの快感なのに、ペニスがイク感覚が

 何度も何度も来てるはずなのに、実際にはイケてなくってー、そのうちペニスが壊死しそうなくらい痛くなってきて、

 睾丸も膨れ上がってきてたのね、それで快感と同じくらいの苦痛に全身のたうちながらも犯され続けてー、

 最後に巫女の霊がこう言ったんだってー『罰としてあなたを男ではなくします』そう言って体を反りながら、

 震えるようにひときわ激しく揺するとー、ペニスと睾丸が・・・・・ボンッ!!って破裂しちゃったんだってー」

 

ひいいぃぃぃ・・・おそろしい・・・

 

「皮と血と精液が混じったものが飛び散って、それはもう悲惨な事にー」

「精液が溜まりすぎちゃったんだねっ」

「かなり恐ろしい試練ですわね、失敗すると強制的に虚勢されるという」

「あとで片付けるの大変そ〜だね〜きゃははは〜」

「そ、そういう問題じゃあ・・・そっか、溜めすぎると爆発しちゃうのか」

 

そんなわきゃあ、ない。

 

『ふうーーーーーーーー・・・』

 

他の蝋燭まで消さないように、1本だけ持ち上げて長い息で消した。

これで残り一桁か・・・いよいよカウントダウン開始っていう感じになってきたな。

もどる めくる