D.引きこもり当事者に与える効果



関 与 後 の 変 化
 正和会のプログラム実施により多くの引きこもり当事者が、引きこもり状態に
変化がみられています。
依頼前
プログラム開始直後 プログラム終了時
引きこもっていない
4 (18.2%)
7(31.8%)
21 (95.5%)
社会的活動以外は外出自由
6 (27.3%)
7(31.8%)
0 (0.0%)
条件付で外出可能
7 (31.8%)
6(27.3%)
0 (0.0%)
外出できないが家庭内では自由
4 (18.2%)
2(9.1%)
1 (4.5%)
自室で閉じこもっている
1 (4.5%)
0(0.0%)
0(0.0%)
(F(2,63)=7.23,MSe=0.89,p<0.01)



家族に対しての暴力
 関与開始後家族への暴力行為が激減しています。
依  頼  前
正和会プログラム終了時
暴力無し
10(45.5%)
17(77.3%)
暴力多少有り
6(27.3%)
5(22.7%)
暴力大いに有り
6(27.3%)
0(0.0%)
(χ2=7.90,df=2,p<0.05)



森田療法との比較
 森田種療法との単純比較は難しいことが考えらますが、引きこもり当事者を
抱える家族のうつ状態の改善に、他の療法同様一定の回復件数が示され、今
後引きこもり当事者および家族の支援方法の一助になるものと考えられます。
森田療法
(鈴木1979)
正和会
プログラム
全治
A段階:対人恐怖の不安症状をほとんど考えることなく,
  活動的に勉強勤務している

B段階:対人的の症状は意識されるが,それを不安と感  
  ずることなく,活動的に勉強勤務している
11%


40%
50%
軽快
C段階:対人的の不安はあるが,日常の生活は一応普通
  にできる状態
46%
45.5%
不変
D段階:対人恐怖の不安症状のために,治療前と同様に
  日常の生活が出来ない
2%
4.5%

理事長の博士論文より抜粋



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