2005年4月24日掲載
『列車まかせの旅』番外編第6弾(2004年3月15日)


京阪電鉄9000系

 ある日、私は仕事で京都にいました。仕事も終わり、京阪電鉄の出町柳駅で大阪へ戻る特急を待っ
ていると、そこに入って来たのは馴染みの8000系ではなく9000系なる新型車両でした。

 京阪・出町柳駅に停車中の9000系の特急・淀屋橋
行です。これまで京阪本線の特急は8000系と古い3
000系のみと思っていたのですが、この新型車両も特
急で使われるようになったんですな。
【京都府・京阪電鉄・出町柳駅】
 在来の特急用2車種は、いずれも2ドアのオール転換
クロス・シート車でしたが、この9000系は3ドアの
セミクロス・シート配置で乗降口付近にはロング・シー
トと収納式の補助シートなどが設置されていました。
【京都府・京阪電鉄・出町柳駅】
 9000系の車内です。このような座席配置の車両は
関西の私鉄では、本車両以外には阪急の9300系ぐら
いしか知りません。新型とは言え在来の8000系の内
装が立派なだけに見劣りしてしまいます。
【京阪電鉄・特急・淀屋橋行車内】

 この9000系は、おそらく車両の効率化で特急と一般列車の両方に使うために製造されたものと
思われますが、快適な8000系の座席に慣れていると9000系のクロス・シートは座り心地は良
いとは言えませんでした。

 そもそも、京阪本線の特急に上級な車両が使われているのには理由がありました。大阪と京都を結
ぶ京阪本線には、強力なライバルとしてJRと阪急がある上に、京阪は京都市街の中心部を通らない
ため非常に不利でした。

 その打開策として京阪が考え出したのが特急として上級な車両を導入すると言うものであり、現行
の8000系は有料特急車両と見紛うほど立派な内装で、別料金不要の特急としては全国でもトップ
・レヴェルの快適さを誇っているのではないかと思います。

 言わば快適な特急こそが京阪のウリだと思うのですが、それと逆行する9000系を導入したと言
う事は、上級な車両を導入しても需要が喚起出来ていないのでしょうか・・・?

 何はともあれ、京阪の8000系特急は在阪私鉄の別料金不要特急の中で私がいちばん気に入って
いる列車なので、これからも走り続けて欲しいと願うばかりです・・・。

 『列車まかせの旅』番外編第6弾、おわり。


トップ・ページに戻る← 番外編第5弾に戻る←