2002年12月08日
ある日・・・。


 11月23日、出張で名古屋にいた私は「忘れ物」を取りに、一度、大阪の自宅に戻る事にしまし
た。(^^; ただし、都合により可及的速やかに名古屋に戻らなければなりませんでした。

 ちゅー事で、眠い目をこすりながら名古屋から大阪向けの新幹線一番列車となる6:21名古屋発・新
大阪行『こだま491号』に乗りました。

 名古屋駅を出てすぐ、右手を走っていた東海道本線の枇杷島駅に見た事がある列車が止まっている
のが見えました。

 さっそく時刻表を調べてみると、その列車は下りの夜行快速『ムーンライトながら』でした。見る
と、けっこう乗客が乗っている様子でした。

 その後は、眠りこけている内に岐阜羽島、米原と停車し、いつの間にか『こだま491号』は京都
駅の間近まで達していました。

 列車が東山トンネルを抜けたところでふと見ると、右手の東海道本線上を『トワイライトエクスプ
レス』塗装のEF81型機関車に牽かれた寝台列車が走っているのが見えました。

 「トワイライト」塗装のEF81とくれば寝台特急『日本海』ですが、時刻表を見ると、その時間
にはとっくに終点の大阪に着いているはずです。

 では他の寝台列車かと思い時刻表を物色してみましたが、その時間に京都付近にいる列車は1本も
ありませんでした。いったいなんなんだろう?

 京都駅を出ると、しばらくは東海道本線と平行する区間があるので、そこで再度、この列車の方向
幕(行先表示)を確認しようかと思いましたが、『こだま491号』は京都駅で後着の『のぞみ33
号』を先に行かせるために7分間も停車した為、京都を出た時にくだんの寝台列車の姿は、もうあり
ませんでした。

 ひょっとしたら、まだ追いつけるかも知れないと前方に目を凝らしていると、何と京都駅方向に走
る有蓋貨車(たぶんワム80000型)のみで編成された貨物列車を発見しました。

 かつて貨物列車と言えば、この有蓋貨車をメインに編成されていたものですが、近年の列車貨物は
コンテナ化された為、ほとんどの有蓋貨車は廃車となってしまい、最近では駅構内に留置されている
のをしばしば見掛ける程度だったので、久々に、走っている有蓋貨車の貨物列車を見られて私は嬉し
くなりました。出来れば写真の一枚も撮りたかったですね。

 その先に見えて来た、蒸気機関車保管施設である梅小路機関区の引込線には、鮮やかな「牡丹色」
に塗装されたディーゼル機関車が止まっているのが見えました。型式は分かりませんでしたが・・・。
(パっと見で型式が分かるほど知識がないもんで・・・(^^;)

 7:36に『こだま491号』は終点の新大阪駅に到着しました。在来線のホームに向かっていると、
列車案内板の表示の中に「7:02・日本海2号・大阪」と言うのを見つけました。え? 今はもう7時
半やで?

 にも関わらず『日本海2号』が着いてないっちゅー事は、雪か何かの影響で北陸方面からの列車が
遅れているんですな。やはり先程、京都駅手前で見掛けたのは『日本海2号』だったのです。

 そのあと自宅へ戻り、10分程度滞在しただけで、忘れ物を持つとさっさと新大阪駅に戻りました。
『ひかり号』の指定席を取ろうとしましたが、さすがに土曜日の朝とあって新幹線は少々混み始めて
おり、近い時間に出る列車は、ほぼ満席になっていました。

 名古屋までの指定席ならば『のぞみ』でも大した差はないので、9:50新大阪発の『のぞみ54号』
の席を取りました。

 『のぞみ号』に乗り込んでみると車内はガラガラでした。世間の方は、『ひかり号』の指定席はよ
く利用するのに、『のぞみ号』は余り利用しないんですな。(もっとも、東京まで乗るとなると、通
常の指定席より1000円も余分に払わねばなりませんが・・・)

 『のぞみ54号』が京都に着いた際、列車左側の窓から下の在来線ホームを眺めると、特異な形状
の列車がホームに止まっているのが目に留まりました。

 その外観をは、うろ覚えの知識によると、どうやらジョイフル・トレインの『アストル』のようで
す。目を凝らして見ると、車体側面に「ASTRE」の文字が見えました。やはりそうです

 ちなみに『アストル』とは、JR西日本が所有する、キハ65系の気動列車を改造した3両編成の
ジョイフル・トレインで、イヴェント列車や団体用列車として運用されています。

 JR西日本のHPを見たところ、2003年の1月、2月には、この列車を使用した臨時列車『氷見ぶ
りアストル号』が運行されるとの事でした。

 ま、今回見たのはこんなところです。(^^;


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