| 第2部:「ちょっとこだわりの路線」その25/樽見鉄道 |
大垣駅に戻った私は樽見鉄道の切符が買える所を探しました。見ると、改札前に並ぶJRの券売機
のいちばん右側に樽見鉄道の切符が買える券売機がありました。
JRの券売機で買った樽見鉄道の大垣←→樽見の往復切符です。片道900円ですな。ちなみに台紙はJRの 物です。 |
樽見鉄道は、旧国鉄樽見線を転換開業した第三セクター鉄道で、大垣←→樽見間で34.5キロの路線
を持ちます。
開業当初の運行区間は大垣←→神海間でしたが、1989年に神海←→樽見間が延伸開業し現在に至っ
ています。
同鉄道では「旅」当時、貨物輸送が行われており、社屋や車庫のある本巣駅からは近くにある住友
セメント岐阜工場への引込線が伸びていてセメントを積んだ貨車を樽見鉄道自前のディーゼル機関車
が大垣まで牽いていました。
また樽見鉄道では、JRの快速『海峡』が2002年に廃止されて以後は、全国で唯一となった定期の
客車普通列車が運行されており、平日の朝のみですが、通勤/通学用列車として本巣←→大垣間で1
往復が設定されています。
三セクながら話題豊富な樽見鉄道ですが、あいにく今回の乗車では、そのいずれも見る事は出来ま
せん。ただし、「旅」の時点で同鉄道は樽見にある淡墨桜見物の旅客を運ぶための「桜ダイヤ」を施
行しており、そのため一部の定期列車の代わりに客車列車が運行されていました。
切符を買い、再び改札を入り陸橋をホームへと歩いていると、陸橋の途中に樽見鉄道の社員とおぼ
しき制服氏が立っており、「次の列車は29分発ですよー」と声を出して案内していました。
階段を降りJRの上り線ホームに出てみると、何とホームに樽見鉄道のディーゼル機関車が停まっ
ていました。
大垣駅の名古屋方面ホームには、樽見鉄道のTDE10形ディーゼル機関車が重連で停まっていました。左手に停 まっている貨車を牽いて来たのでしょうか?ちなみに、 この機関車はJRのDE10形と同形車です。 【岐阜県・大垣駅】 |
このTDE10形2号機は衣浦臨港鉄道のKE65形2号機を譲渡されたものです。写真には写っていませんが 後ろに連結されている5号機は国鉄清算事業団からの譲 渡車で、元はJRのDE10形149号機でした。 【岐阜県・大垣駅】 |
樽見鉄道のホームは、JR上り線用ホームの東京寄りに欠け取り式のホームがあります。見れば乗
車予定の15列車は、すでに停まっていました。
大垣駅に停車中の樽見鉄道・樽見行15列車です。車両はハイモ230形の2両編成です。 【岐阜県・大垣駅】 |
ハイモ230形は開業1年後から投入された増備車ですが、開業当初から使われていた2軸レール
・バスのハイモ180形が小型すぎたために、やや大型のLE-CarIIと呼ばれる軽快気動車が採用され
ました。
このLE-CarIIは、他の三セク鉄道で、現在、最も多く使われている軽快気動車よりは一世代前の車
両であり、他の鉄道では退役が進んでいます。
ちなみに、樽見鉄道にも、老朽化したハイモ180形の置き換え用に現行形気動車のハイモ295
形が1999年から導入されています。
ほどなく定刻となり、樽見行15列車は、乗車率80%ほどで大垣から発車しました。この当時の
私は、まだ三セク鉄道の乗車経験が少なくて乗車率についてはよく知りませんでしたが、この時の乗
客は三セクにしては多かったのです。
車内では、どこかで貰った桜マップを広げる人々がチラホラいました。ひょっとしたら今日は桜見
物の乗客が多くいて、普段は、こんなに乗っていないのかも知れませんな・・・。
大垣を出た列車は、しばし東海道本線と平行して走っていました。東大垣では3分停車し、上り列
車と交換。同駅ではひとり乗りました。
横屋では4人乗車。美江寺ではカメラ・バッグを抱えた男性が降り、ひとり乗りました。あのカメ
ラマンが鉄道ファンか否かは分かりませんが、ファンであれば鉄道で来たのは正しい選択です。鉄道
ファンたるもの、多少なりとも売り上げには協力するのが筋っちゅーもんです。
北方真桑で客車3両の列車と交換。あれは例の桜見物客輸送列車の1本でしょうか?国鉄時代のブ
ルーの塗装をまとったままです。どうせなら客車列車に乗りてぇなぁ・・・。
糸貫ではひとり下車。列車は大垣から32分で樽見鉄道の本社のある本巣に到着。ここでは3〜4
人が降りました。
同駅では対面ホームに客車列車が停まっていました。この列車も桜ダイヤの増発列車でしょうか?
本巣には車庫と小規模ながらヤードがあり、住友セメント工場との貨車の受け渡しが行われています。
構内の側線にはTDE10形ディーゼル機関車と客車で編成された列車が留置されていました。
本巣駅で対面ホームに停車中の客車列車です。車両はJRから譲渡された14系の特急型客車です。 【樽見鉄道15列車の車窓より】 |
本巣から発車したところの沿線にカメラを構えるファンがいました。その先で左に分かれて行く線
路があります。これが住友セメント岐阜工場への引込線です。引込線が分かれる手前の構内にはディ
ーゼル機関車と保守用車両が留置されていました。
織部を出ると山間の川沿いを走るようになりました。谷汲口では5〜6人が下車し3人乗車。駅周
辺にはたくさんの桜があります。
神海で3分の停車し上り列車と交換。同駅では4人乗りました。高科でひとり乗車。鍋原の近くに
はキャンプ場らしきものがあり、ひとり降りました。
同駅を出ると渓谷に入りました。ほどなく「景色をお楽しみ下さい」との車内放送アリ。この辺り
が樽見鉄道での見どころなのでしょう。
最後の途中駅となる水鳥でひとり乗車。記事を書いている時点での経験から言うと、田舎に向かう
ローカル路線では、末端に向かうほど乗客が減っていくものなのですが、この路線では最後まで乗降
があり意外でしたな。
そして我が15列車は終点の樽見に到着。大垣から1時間5分の乗車でした。結局、桜マップを携
えた人々は、全員樽見まで乗り通しました。
樽見鉄道の末端、樽見駅です。駅前のロータリー周辺には何もありませんでした。町は駅舎の向こう側にあり ます。 【岐阜県・樽見鉄道・樽見駅】 |
樽見駅前には観光マップがあり、ほど遠くない所に名物の淡墨桜の大木があるようです。列車から
降りた人々の多くは徒歩で、その桜を見に行くようです。ちなみに同桜は、1500年以上の樹齢を誇る
彼岸桜なんだそうです。
私も見てみたかったのですが、この後、まだ長良川鉄道の乗車が控えているので12分後に出る折
り返し列車で大垣まで戻らねばなりません。私は駅周辺をチラっと見ただけで駅に戻りました。
駅から北側に伸びる留置線?には、TDE10と客車3両の列車が待機していました。たぶん桜見物客輸送列車で しょう。乗りてぇなぁ・・・。 【岐阜県・樽見鉄道・樽見駅】 |
樽見駅に停車中の大垣行22列車です。乗って来た列車の折り返しとなります。 【岐阜県・樽見鉄道・樽見駅】 |
折り返しとなる22列車の乗車率は80%ほどと盛況で、大半の乗客はハイキングより軽装なウォ
ーキング・スタイルの服装でした。
定刻に樽見を発った22列車は13:55に大垣に到着。下車する際に切符は運転士に渡して降り、ホ
ームにいた係員から降車駅証明を受け取りました。これで樽見鉄道の乗車は完了です。
列車から降りる際に切符と引き換えに渡された降車駅証明です。JR列車に乗り継ぐ場合は、下車駅の改札に これを渡して清算します。 |
その後、樽見鉄道では、2006年に住友セメントのセメント輸送がトラックに切り替えられて貨車に
よる輸送が廃止された事により存亡の危機を迎える事となりました。
否応なしに合理化を迫られた同鉄道は、貨物廃止で機関車が不要となる事から、朝の客車列車を廃
止して全列車を気動車で運行する事にしたのでした。
モータリゼーション化の波が、ここにも押し寄せて来た分けですが、この「旅」の当時は、まだそ
の話題は巷には上っていなかったのです。
さてと、お次は長良川鉄道ですが、まずは同鉄道が出る美濃太田まで行かねばなりません。大垣始
発の豊橋行・快速5322Fは14:05に入線して来ました。車掌は女性です。
大垣駅に停車中の豊橋行・快速5322Fです。写真に写っている女性車掌が発車前の点検を行っていました。車 両は313系です。 【岐阜県・大垣駅】 |
豊橋行は定刻の14:10に発車。12分で岐阜に到着。ここで5分のインターヴァルで高山本線の美
濃太田行に乗り換えます。
岐阜駅に停車中の高山本線・美濃太田行・普通731Cです。車両はキハ11形一般型気動車。同車は第三セ クター鉄道用軽快気動車がベースの車両です。 【岐阜県・岐阜駅】 |
キハ11形に乗るのは、これが初めてです。JRの軽快気動車に乗るのは、JR西日本のキハ12
0形に次いで2車種目ですな。
同車のドアはボタン開閉式で乗客が操作します。寒冷地では、車内保温のためこのようなドア扱い
をするのです。
定刻に岐阜から発車した普通731Cは、高架上を東海道本線の上下線に挟まれて走っていました
が、ほどなく高山本線だけが高架を下りて地上に出ました。
最初の停車駅長森でキハ40形の普通730Cと交換。次の那加の手前では右から名鉄の各務原線
が寄り添って来ました。蘇原、各務ヶ原に停車後、鵜沼でキハ11の普通631Cと交換。
そして岐阜から32分で終点の美濃太田に到着。では長良川鉄道に乗りましょう。
美濃太田駅です。JR高山本線が通るほか、JR太多線、第三セクターの長良川鉄道の起終点駅です。 【岐阜県・美濃太田駅】 |
| 第3部:「ちょっとこだわりの路線」その26/長良川鉄道 |
長良川鉄道は、旧国鉄越美南線を転換開業した第三セクター鉄道で、美濃太田←→北濃間で72.1キ
ロの長大な路線を持ちます。
かつては、福井県のJR越美北線と結ぶ計画だったのですが、国鉄の合理化で、その計画は頓挫し、
乗車率の低迷から廃止対象とされてしまった越美南線の方は長良川鉄道として再出発したのです。
美濃太田駅には外人の姿がチラホラ見受けられました。長良川鉄道の切符を買おうとしたのですが、
JRの券売機の所では見つかりませんでした。
そこで同鉄道が出るホームに行って見るとホーム上に券売機が置かれていました。さっそく終点の
北濃までの切符を購入。
美濃太田駅に停車中の北濃行13列車です。車両はナガラ1形。樽見鉄道のハイモ230形と同じLE-CarII軽 快気動車ですが、こちらは貫通扉がないタイプです。 【岐阜県・美濃太田駅】 |
ホームで列車の写真を撮っていると、列車をしげしげと眺めている制服姿の男子高校生がいました。
彼は、ホームにある窓口に行くと、「終点まで行くと、どれぐらい掛かるんですか?」と訪ねました。
窓口氏からは「え〜、2時間」との答え。つまり往復すると4時間掛かるっつー事ですな。高校生
の彼は、結局、乗りませんでしたが、所要時間次第では乗ろうと考えとったんかな?
断ち切られた線路。かつて越美南線だった頃は、この先でJRの線路と繋がっていたはずです。もはやJRか ら列車が乗り入れる事は出来ませんな・・・。 【岐阜県・美濃太田駅】 |
美濃太田→北濃の運賃は1,500円でした。私鉄では、なかなかお目に掛かれない金額ですな。 |
北濃行13列車は、乗客20人で美濃太田から発車。乗客の中には外人の姿もあります。前平公園
で3人乗車。内ふたりは外人です。
ナガラ1形の運転席は車体中央にあります。なんか路面電車みたいですな。ちなみに座席はオール・ロング・ シートです。 【長良川鉄道13列車車内】 |
次の加茂野で5人下車。富加では3人下車。同駅の駅舎は古そうに見えました。関富岡では5人降
りてひとり乗車。沿線は住宅地がずっと続いています。
関口ではひとり降りてふたり乗車。樽見鉄道ほどではありませんが、この辺りの沿線には、けっこ
う桜があります。次の刃物会館前でふたり降りて5人乗車。
同駅の近くには県刃物会館があり、駅の東側にはフェザー安全剃刀の工場もあります。この辺りに
は刃物の伝統でもあるのでしょうか?
関では3人下車しひとり乗車。同駅には車庫があり運転士が交代しました。代わった運転士が「4
分停まります」との放送。ほどなく、新型軽快気動車の上り14列車と交換。
関の町中には立派な建造物がたくさんあります。次の関市役所前ではふたり下車。関の町を出ると
沿線は一気に田んぼに変わりました。中濃西高前では下車客もなくホームに待ち客もおらず、列車は
停車してもドアを開けずに発車しました。まるで路面電車のノリやな。
美濃市でふたり下車しひとり乗車。同駅には、ホームから一段下がった所に、ちょっと立派な木造
駅舎がありました。側線にはトロッコ列車が留置されています。
このトロッコ列車は、保守用の軌道モーター・カーを改造した小型機関車が、旧国鉄の緩急車4両
と無蓋貨車1両を改造したトロッコを牽く編成ですが、2003年に脱線事故を起こして以後、残念なが
ら運休しているとの事です。
樽見鉄道では美濃市が運行境界となっており、美濃太田←→美濃市間は日に下り21本、上り19
本の列車がありますが、美濃市から先、北濃の3駅手前の美濃白鳥までは日に11往復となります。
美濃白鳥から先は、さらに列車が減り、末端の北濃まで行く列車は、日に下り7本、上り8本とな
ります。
美濃市の次、梅山の横には武義高校があり、高校生が6人乗りました。列車は山間を走り川岸に出
ました。湯の洞温泉口、洲原、母野では乗降なし。母野駅では右手にローソンが見えました。ここま
でに列車は何度も東海北陸自動車道の高架を潜りました。
木尾(こんの)、半在でも乗降なし。次の、みなみ子宝温泉でひとり乗車。同駅は温泉施設が併設
されていました。
大矢で3人下車。同駅では新型気動車の16列車との交換がありました。停車時間を利用してホー
ムに降りた運転士が桜を眺めていました。
福野、美並苅安、赤池の3駅で、それぞれ高校生が下車。この辺りでは、時々、川が見えます。深
戸でひとり下車。相生でふたり乗車。こんな山奥の駅で末端向きの列車に乗って来る人がいるとは。
沿線が開けて来て美濃市以来の町が現れ郡上八幡に到着。ここではふたりが下車。同駅には3線の
ホームがありました。車内を見ると、残っている乗客は私を入れて5人です。
自然園前、山田では乗降なし。山田の手前では平行する道路を走る車と競争になりました。山田を
出るとコメリや、しまむらなどのロード・ショップが見えました。
徳永でひとり下車。同駅を出ると左にサークルKがありました。郡上大和ではひとり乗車があり、
新型気動車の18列車と交換。新型車両と交換する事が多いのを見ると、古いナガラ1形の置き換え
も、だいぶ進んでいるようですな。
郡上大和で交換した列車には5〜6人ほどが乗っており、そちらからフラッシュの光を浴びました。
ファンからすれば新しい軽快気動車より、古いナガラ1形の方に乗りたいでしょうな。
万場、上万場、大中での乗降なし。大中を出ると周囲は開け始め、右手にボーリング場らしき建物
が見えました。列車は白鳥町に入り大島でひとり下車。
次の美濃白鳥では3人降りてひとり乗車。同駅では発車ベルが鳴りました。どうやら有人駅のよう
ですな。外を見ると、どうも雨が降って来たようです。くそっ!
残る乗客はふたりです。美濃白鳥を出ると再び山間に入り、白鳥公園、白山長滝での乗降はなく、
乗客2人で列車は終点の北濃に到着しました。美濃太田から1時間58分の乗車でした。
北濃駅では駅舎の壁に、このような案内看板が掲げられていました。 【岐阜県・長良川鉄道・北濃駅】 |
長良川鉄道の末端、北濃駅です。古びた立派な駅舎がありますが無人駅です。駅にはラーメン屋が同居してい ます。 【岐阜県・長良川鉄道・北濃駅】 |
さぶっ!さすがにここまで来ると冷えますな。見れば駅舎に同居するラーメン屋は閉まっていまし
た。単に休業日だったのか、廃業していたのかは知る由もありません。ここを訪れた鉄道ファンのH
Pでは、このラーメン屋で食事をしたと言う人もチラホラいました。
駅前には国道156号線が通り、その向こうには長良川が流れていました。道路に沿って家が建ち
並んでいましたがひと気はありません。
北濃駅前を流れる長良川です。川幅は広いものの、ここまで来ると水量は、それほどでもありませんな。 【岐阜県・北濃】 |
北濃の駅より先にある線路末端部には、何両かのナガラ1形が留置されていました。これらは、一
時留置されているだけなのか、それとも新型車増備に伴い廃車になったものなのかは分かりませんで
した。
折り返し列車まで41分ほどあるので、周辺を少し散策して見ましょう。幸いにも雨は、ほとんど
やんでいます。
駅を出て目の前の道を右手に1キロほど歩くと道の駅『白鳥』があり、敷地内には除雪された雪が
山になっていました。もう4月ですが、ここら辺りは、まだ降るんですな。
道の駅『白鳥』の建物裏には除雪された雪が盛られていました。そらさぶいはずやわ。 【岐阜県・北濃】 |
ぼちぼち戻りましょう。駅に引き返す途中、食彩レストラン『サン・タベール』なる小洒落たレス
トランの前を通りました。こげな山奥で果たして商売になっとるんかいな?
駅に戻り、ふと見ると、何とホームの脇に転車台があるではないか!下車した私は、駅舎の写真を
撮る事ばかりに気を取られて気づかなかったのです。
転車台です。明治35年にアメリカで製造された物で元々岐阜駅に設置されていた物を越美南線が北濃まで開 通した際に、ここに移設されたそうです。当時は、蒸気 機関車の方向転換に使われていました。 【岐阜県・長良川鉄道・北濃駅】 |
もう折り返し列車まで時間がないので見に行く分けには行きません。こんな事なら道の駅なんぞに
行かずに、鉄道ファンらしく転車台や線路末端部を見りゃよかった・・・。
北濃駅に停車中の美濃太田行20列車です。ここまで乗って来た列車の折り返しです。 【岐阜県・長良川鉄道・北濃駅】 |
間もなく発車時間が来て、美濃太田行20列車は、私ひとりで北濃から発車しました。途中、郡上
八幡で14分もの長時間停車がありましたが、それ以外は、特に出来事もなく定刻に美濃太田に到着
しました。
これで長良川鉄道の乗車は完了。今回の「旅」の目的は完遂しました。さぁ帰りましょう。帰りは
名古屋まで出て新幹線に乗ります。
ちなみに、美濃太田から名古屋へは岐阜回りと多治見回りの2ルートがありますが、美濃太田駅の
券売機上の運賃案内図によると多治見経由だと950円、岐阜経由だと1,110円となっていました。
今回は、未乗車のJR太多線も乗り潰しておきたいので多治見経由で中央本線に乗り換えて名古屋
に向かいます。
美濃太田駅に停車中のJR太多線・多治見行・普通3662Cです。車両は、岐阜からここまで乗って来たのと 同じキハ11形の2両編成です。 【岐阜県・美濃太田駅】 |
キハ11形の車内です。ボックス・シートとロング・シートのセミ・クロス配置です。 【JR太多線・多治見行・普通3662C車内】 |
多治見行・普通3662Cは対向列車の遅れで数分遅れて美濃太田から発車。私の乗る1両目の乗客は
8人でした。
時刻は20時を回っており、外は真っ暗で景色は見えません。列車が可児に着くと、左に名鉄の新
可児駅のホームが見えました。
可児から2駅目の姫駅では下りの3661Cと交換後、我が列車は美濃太田から28分で終点の多治見
駅に到着しました。ここで中央本線に乗り換えです。
多治見駅に到着する中央本線・名古屋行・普通3710Mです。車両は113系の6両編成。このJR東海の11 3系も、この記事を書いている時点ではすべて新鋭の3 13系に置き換えられ、同社の管内からは姿を消してし まいました。 【岐阜県・多治見駅】 |
多治見を出た列車は42分で名古屋に到着。駅着前には、たどたどしいながらも肉声による英語の
案内放送がありました。
新幹線や特急ならともかく、在来線でも英語の放送を行うのは、やはりこの辺りに外人の乗客が多
いための配慮なのでしょう。
名古屋駅に到着する姫路行『ひかり389号』です。車両は300系。この時間帯では、新大阪から西に行く 列車は、この列車と1本後の『のぞみ89号』しかあり ません。 【愛知県・名古屋駅】 |
『ひかり389号』は、途中で後発の『のぞみ89号』に追い抜かれて22:56に京都に到着。見れ
ば、東京方面のホームは照明が消えていました。23:13に新大阪着。
新大阪駅に到着する新三田行の普通1253Cです。車両は201系ですが、この車両も今では後輩の207系や 321系に仕業を譲り東海道/山陽本線や福知山線のス ジからは姿を消しました。 【大阪府・新大阪駅】 |
これで今回の「旅」は終了です。
『列車まかせの旅』第27弾、おわり。
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