このページでは、婦人服のサイズついて解説します。
洋服のサイズについては、日本では「日本工業規格(以下JISと略す)」で決められています。
「成人男子用衣料のサイズ JIS L 4004」と、「成人女子用衣料のサイズ JIS L 4005」という規格がこれに当たります。
サイズの測り方、各部サイズの名称が判らない方は2.採寸をご覧下さい。
下表は、JISで規格されている成人女子用の平均的なサイズです。
日本工業規格 JIS L 4005 1997年版より
範囲表示(単位; cm) 呼び方 S M L LL 3L バスト 72 〜 80 79 〜 87 86 〜 94 93 〜 101 100 〜 108 ウエスト 58 〜 64 64 〜 70 69 〜 77 77 〜 85 85 〜 93 ヒップ 82 〜 90 87 〜 95 92 〜 100 97 〜 105 102 〜 110 身長 154 〜 162
注意
◆表は、平均身長付近における「A体型(普通の体型)」のものです。
これ以下、および以上のサイズも別途に定められていますが、ここでは省略します。◆人間の体型は時代によって変化しますので、この規格も時々見直しが行われます。
現在の規格は1997年2月に公示されたものですが、その前は1985年11月に改正が行われました。
制服のサイズの表記は、JISに定められた通りになっていないことが多いようです。なぜでしょうか?それは制服は2〜3年という長期に渡り着用するためにその人の体型に合わせてオーダーメイドされることが多いからです。また、この時期(15〜18才)は成人の体型になっていない成長期ですから、規格が合わないことも当然です。 つまり、学生制服は一般的には規格通りに考えにくいものだと言うことです。
女子通学服のサイズ表記は、縫製メーカー独自の規格で書かれることも多く、また、オーダーメイドの物には表記タグが付いていないことも数多くあります。
古着は長い間の着用により、伸びや縮みが発生します。 このため、たとえタグが付いていたとしても、その表記と実際の寸法が異なってきます。この為、「ホワイト洋品店」では、実際に寸法を確認してから店頭に出す様にしています。特にスカートについては実際に計った寸法を表記するようにしています。