「マンガ喫茶」
絶版漫画の隆盛と時を同じにして「マンガ喫茶」が流行った。
多くの古書店が、恩恵を授かったと思われる。
何しろ1度に多ければ1万冊強の注文がくるのだから。
マンガ喫茶も差別化を図るべく、絶版漫画を売り物にする店もでてきた。
ビンテージプレスにも2度声がかかった。
1度目はサイトを立ち上げて1年半経った頃である。
絶版漫画千冊、50万でという条件だった。
マンガ喫茶から見るとこれは通常マンガの仕入れの倍以上との事である。
当然バラ本は駄目で、セット本のみである。
1冊500円という単価も厳しかったが、千冊というのが、当時のビンテージプレスでは、とてもじゃないが無理であり、お断りする事になった。
次は、その約半年後、数十万まとめて購入するので、割り引いてほしいとの話しだった。
これには、結構乗り気だった。
ただ時期が特選品の最中で繁忙であり、それが終ってから商談に応じるとしたが、その後、連絡がなく立ち消えとなった。
残念ながら出店の減少と絶版漫画の復刻からか、以後このような商談はない。
 
 

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