青田買い<その2>
ちょっと大きめな書店に行きますと、こんな本まででているの?って位、「復刻」「未収録」「新装丁」がでています。
その中で実際に私めの「青田買い」したアイテムは…、まず復刻では、「スペクトルマン」「電人アロー」「快傑ライオン丸」「魔女っ子メグちゃん」ってとこですね。
いずれも、「セカンドバージン」でオリジナル本は数万〜数十万。
更に言えば、まだビンテージプレスでは扱った事がない…って事は「数」は相当少ないと言えます。
ここらへんの復刻は、正直な話、そんなに売れないみたいですね。
年代的にも30代〜が対象ですので。
よって、絶版になればそれなりに「レア」になる事が想定されます。
未収録での絶対本命はジョージ秋山。
マニアが出版に関わっているだけあって、装丁もいいですし、選定も抜群。
これは絶対に買いでしょう。ジョージ秋山って、新刊時には売れない商品が多いですよね。
「絵」はうまいし、色気も十分でなんですが、「自己主張」がやや強めで、万人受けの点ではちょっと弱いかもしれません。
でも「ドブゲロサマ」の様にちょっとしたファンでも知らない内に出版され、あっと言う間に絶版、プレミアって事が多いので要注意です。
あと見逃せないのが、「エロ劇画」です。昭和50年前半に活躍した作家が、昨今のブームで、どんどん単行本化されています。
「椋陽二」「笠間しろう」「ケン月影」など、幣サイトでの御三家以外に「前田寿安」「あがた有為」「早見純」などがズラーっと並んでいます。
投機という目でみますと、全てが買いではありません。
元々、エロ劇画自体は、残存数が少ないため、プレミア化されましたが、まだ絶対的なファンの数は少ないため、復刻のお宝化はまだまだ先になると思います。
まして今回の本は価格的にも、「夜の友」ではなく、完全に「永久保存版」ですので、発行部数の割に残存数は将来に渡り多いことが予想される訳です。
その中でのお勧めは「前田寿安」。
雑誌の別冊はありますが、単行本は今回が初めてだと思います。
買うときは必ず「帯付き」で。
「新刊」の狙い目は、ずばり「廉価版コミックス」でしょう。
完全なリメイクですが、中には将来のお宝になりそうなのが「釣りバカたち」「週刊アカツカ」です。
この手の本は、読んだら捨てる場合が多く、将来レアになる確立は高く、値段も安いのでリスクも少なく「買い」と言えます。
あと作品名でいうと、リイド社、真樹日佐夫原作の「シルバー」がお勧めです。
テレビ化作品では「妖怪人間べム」「マッハGoGoGo」「ミクロマン」ってとこでしょうか?
次回は「大型リサイクル店」での「青田買い」について述べたいと思います。(続く)
 
 

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