男と女の関係論
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   セックスの回数

 

 

セックスしないことには男も女も産まれません。
普通の人はどの位するのだろうという目安に九九の法則というのがあります。
        
年齢が何十代かで、次のような計算をします。

たとえば、20代なら 2・9・18となります。
どういう意味かというと、18を10と8に分解します。
そして、10日に8回と解釈するのです。

つまり20代は10日に8回ということです。
50代は、5・9・45で40日に5回です。

 

別の計算の仕方もあるようです。
「女医の打ち明け話」(北村容子著、永岡書店)に次のような紹介がありました。

「40代なら4、50代なら5、というふうに、年代を1桁の数字で表し、それを2乗した数字がその年代の平均的な性交間隔日だという。       
たとえば、40代なら16日に1回、50代なら25日に1回が平均的なセックス回数である。」

この計算方法の方がかなり少なくなります。

 

 

これに関してアメリカのデータがあります。
NEWSWEEK(私が見たのは日本語版 1996.9.25号)に載っていましたが、対象者・調査方法などは不明です。  

[ 年間射精回数 ]
    20代 

なぜか少ない
104回

    30代

121回

   40代

 84回

   50代

 52回

   60代

 35回

   70代 なんと

 22回



20代を除いて、驚くほど「九九の法則」と一致しています。

私が、研修会の懇親会の席上でこの回数の話題をすると、参加者は30代から50代ですが、皆さんが「そんなにしてないなあ、ほんとかな?」と言われます。

 


果して日本のデータはどうなのでしょうか。

日経新聞夕刊(1996.11)の「生活家庭」欄に、次のような記事が載っていました。

「具体的な性交頻度の年齢による推移については、札幌医科大学泌尿器科が行った大掛かりな調査(8293例)がある 。
       
5歳刻みの統計によると、30代後半から60代後半にかけては「月に1―2回」が“主流派”で各年代の3割強。

それでも50代前半になると、それ以下の年代では僅差で首位につけていた「2週間に1―2度」組の割合が5ポイントも低下するなど、元気者の影が薄くなる。」

先ほどのモデル値よりは少ないですが、60代後半まで「月に1―2回」が主流派であるというのは頼もしいことです。

 

次のようなデータもあります。
2001年10月31日 SPA 「セックスレス・カップル男の言い分・女の言い分」
(20代・30代の別居中の恋人のいる男女100人が回答者)  

[ 1か月のセックス回数 ]

回  数

1回 16 12
2回 15 17
3回   4 14
4回 21 15
5〜9回 26 27
10回以上 12 10
不定期・その他   3   2
平均 4.4 4.4

この結果だと、20代で10日に8回あるいは30代で20日に7回以上という「九九の法則」以上しているのは、少なくとも1か月で10回以上ということになりますから、わずか男12%、女10%しかいないのです。
別居中ですから、たとえしたくても毎日は無理ですものね。
そういうことからしても、「九九の法則」は同居中の場合ということになりそうです。

 

 

次は、若干本格的な調査結果です。
20歳から50歳までの男女500人が回答したメールによる調査結果です
(2001年7月4日朝日新聞掲載「夫婦の性1000人に聞く」。
メールのアンケートに答えるのですから、それなりのインテリジェンスのある人が対象と考えられます。

回  数   (%)

20代 30代 40代 50代
  週2回以上 23
  週1回 23 20 18
  月2〜3回 25 25 22 25
  月1回 18 20 18 23
  年数回程度 15 16 13
  この1年全くしない 11 20 33

             黄色=九九の法則合格


前掲の九九の法則だと、
20代は毎日、
30代はほぼ3日に1回(週2回程度)、
40代だと5日に1回(毎週1回)、
50代だと8日に1回(月3回程度)ですから、
この基準に合うのは20代で23%」以下、
30代で9%程度、40代で24%以下、
50代で31%以下となっています。
意外に50代が健闘しています。

 

 

次は、珍しく週刊朝日にこのような調査結果が載っていましたので、ご紹介します。

<週刊朝日2001年4月20日号>
40代の有力企業の課長60人が回答対象の調査です。
これを見ると、40代前半と後半ではかなりの差があります。

回数実績、妻以外との関係、意欲などで顕著です。

サンプルが少ないので言い切ることはできませんが、もしこれが事実なら、40代半ばは、男として大きな転機だということになります。

 

[ セックスの回数 ]

40代 前半

平均 月3.4回

40代 後半

平均 月2.5回

(上野コメント/ 九九の法則だと、4・9・36ですから、月6回程度です。 その半分程度ということになります。) 

 

 

[ セックスの相手 ]
  妻とのみ 妻と妻以外の女性 一切ない その他 
40代 前半 61% 26% 8% 5%
40代 後半 73% 18% 5% 5%

(上野コメント/ 妻以外の相手がある人が案外多い。)

 

 

[ 妻とのセックスの時間 ]
40代 前半 平均 32分
40代 後半 平均 25分

(上野コメント/  どこからどこまでの時間か不明ですが結構長い。)

 

 

[ 妻とのセックスに満足しているか ]
 40代 前半 満足している 70%
 40代 後半 満足している 65%

  
 

[ 妻とのみとセックスしている人 ]
  妻だけで満足
している
できれば妻以外ともしたい 現状では仕方
ない
40代 前半 12% 56% 32%
40代 後半 27% 33% 40%

(上野コメント/  40代後半になると、諦めてしまった人が多い。)
 

 



 

[ 性機能の低下の自覚 ]
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自覚の有無

いつから自覚

 40代前半

あり  13%

(平均37歳から)

 40代後半

あり  14%

(平均45歳から)

(上野コメント/  案外少ない。しかし、「いつから」というデータを見ると 、あまり当てにならないかもしれません。)