というか位置的にはもう午後みたいだ、夕べの出来事が夢だったかのような開放されたお寺・・・
「もう荷物まとめてるよっ、お昼ご飯は下山した所のファミレスだからっ」
「はいお水をどうぞ、喉が渇きましたでしょう?トイレも済ませてきてくださいね」
「出るときはぁ〜、また雨戸全部閉めるんだって〜、ちゃんとお仕事残しておいたよ〜」
・・・自分の体を確認する、うん、少し汗ばんでるものの、特に変化は・・・ない?
ちゃんとパンツもズボンもシャツも履かせられてて、夕べの出来事は単なる夢、淫夢だったかのようだ。
そう考えると、あの百話目は蝋燭つけすぎによる酸欠状態で見た幻覚、という事にしたくなる。
屈託の無い笑顔、淫靡なねちっこさは感じられない、昼間だから当然か。
不思議そうな表情・・・そうだな、夕べ僕を犯したのなら、こんな表情の訳がない!
そうだ、これは夢だ・・・顔を洗い流して、雨戸を閉めて、いやらしい夢の事なんか、忘れてしまおう。
少し心配そうな4人を尻目に小川へ行き、水を救おうと覗き込むと・・・
「これって、やっぱり・・・い、いや、これは、そう、単なる、いたずらだよな、はは、あはは、あはははは・・・」
彼女たちの方から過度に近づいてくると、慌てて逃げたくらいだ。
「そうですわ、今まではまあ、泳がせてさしあげましたが・・・」
いつもは逃げれば追ってこないのに、なぜか執拗に追われてあっけなく捕まった。
いやらしく微笑むモモちゃん、この表情はまさに、あの、百物語の時の・・・!!
そ、そんな!一回しかしてないのに!そして、あれはやっぱり、本当に起こったこと・・・!!」
「私もできたってかんじぃ?陽性だってっ、間違いなく妊娠したよっ」
「ナミちゃんも!?そんな!ナミちゃんだって、あの夜だけで・・・」
「そしてわたしも懐妊しましたの、産婦人科で診察を受けて、確定だそうです」
「びっくりしないでね〜、私もだって〜、こんなことってあるんだね〜」
4人全員と1晩だけ、しかも1回ずつやった、というか犯されただけなのに、
全員同時に妊娠・・・確率にしたら、何百万分の一なんだよ!!!