トピックス
2004年4月〜2005年3月
<目次> 2004/4月〜2005/3月
●第7回商工会青年部全国大会(1/27・28) ●平成17年新年交礼会(1/17) ●平成16年度視察研修旅行(9/24〜27) ●海上町商工会青年部(9/6) ●平成16年度通常総会(4/27) ●松村よしふみ氏との懇談会(4/4)
◆2002/2〜9月分のページへ
◆2002/10〜2003/3月分のページへ
◆2003/4〜2004/3月分のページへ
◆2004/4〜2005/3月分のページへ
◆2005/4〜2008/3月分のページへ
◆2008/4〜のページへ
◆トピックス全体のもくじへ
●第7回商工会青年部全国大会 及平成16年度青年部員代表者視察研修
平成16年度、第7回商工会青年部全国大会(熊本大会)が1月27・28の両日行われ、同年度の代表者視察研修と併せ26日(水)〜29日(土)の日程で参加して来ました。全青連・松村会長の地元開催となった今回の全国大会には約3000人が参加、北海道からは35名(ぐらい)、後志管内からは私を含め5名が同行しています。
まあ歓楽街の話を最初からするのもなんなので後回しにするとして(といいつつ最後まで書かない)、この熊本市、就任3年目の幸山市長は39歳の若さです。またJR熊本駅は九州のほぼ中央に位置しているのだそうで、そこを基点に市内には緑・茶・黄色などに色分けされた市電が走っています。しかしながら郊外の熊本空港は森を切り拓いて造られた風情があり、周囲は森に囲まれ、聞けばやっぱり熊本市は夏目漱石をして「森の都」と言わせたマチなのだとか。ちなみに「杜の都」といわれるのが仙台市。 さて、さんざん熊本市のことを書いて来ましたが、同市は“なんちゃって開催地”であり、実は全国大会のメイン会場となったのは同市隣接の益城町にある「グランメッセ熊本」であります。この会場で2日間にわたり、主張発表全国大会・パネルディスカッション・分科会などの大会日程が消化されました。一方で、大会前後に道青連の視察研修も行われ、熊本城、NEC九州、阿蘇火山博物館などを回っております。 ☆全国大会
このスローガンに沿って、パネルディスカッション、分科会などが行われたわけですが、これに先立ち大会顕彰として人づくり部門・ネットワークづくり部門・まちづくり部門でそれぞれ6商工会青年部が表彰を受け、続いて各ブロックの代表6名による主張発表全国大会が行われて、富山県井波町商工会青年部の高木副部長が最優秀賞を受賞しました。高木副部長の発表は、地元の伝統芸能である木槍踊りの町流し復活を目指して練習に取り組み、忘れかけた町の姿を再興した、というものであります。まさに「温故知新」にマッチした内容だったといえましょうか。
全国の青年部員数は現在約68000人ですが、最大を数えたのは昭和56年当時で約12万人だったとか。その頃を境に、部員数が年々減少することは人口推計でも明らかだったので、昭和62年の20周年式典では最初で最後の1万人規模の大会をしようと計画し、親会や事務局の反対を押し切りながらも、結局日本武道館に9000人を集めて成功させることができた、との回顧がありました。当時の幹部もそれだけ熱意を持っていたのでしょうが、思い起こせば6年前に札幌パークホテルで行われた第1回全国大会にも(確か)7000人が参加しています。部員数が減ったとはいえ動員力はさほど劣っていない(というか動員率は上がっている)という気もします。 なお2日目の分科会に組み込まれた第2部には出席していないため、内容まではわからないのであしからず。
この会のサブテーマは「コミュニケーションツールとしてのインターネット」。冒頭、全青連情報委員会からチャットを利用したネット会議(パソコンを利用した文字と映像による会議)の試行状況や問題点・展望などが説明された後、沖縄県の県青連HP活用例と、熊本県天明商工会のアンテナショップ「よかばい」による店舗販売とネット販売の紹介が、それぞれ担当の地元委員から先進事例として説明されました。 またこの分科会では、メールマガジン「月刊青年部」の推進キャンペーンの表彰も行われ、今年1月現在の登録数(874件)、昨年1年間の登録増減数(+537件)でいずれも北海道青連がトップとなり、表彰されています。ちなみに表彰者は道青連の小川会長(全青連の情報担当副会長)、授与者が阿戸IT委員長でした。ほかに、普及率の部門は香川県青連(46%)で、“鎌田浩二”副会長が授与されています。 ☆熊本城
戦国末期の猛将・加藤清正の築城による熊本城は、周囲5.3q、面積98万uに及ぶ城郭を誇っていましたが、明治10年(1877年)の西南戦争で焼失。その後、広く一般から復元整備基金を募る「一口城主」制度(平成15年度末で7億6千万円)を設けて平成10年から工事が進んでおり、既に大手門や各種櫓門が復元されていて、現在は本丸御殿の再建工事が行われています。この復元整備計画の完成目標は平成19年度(築城400年目)だそうです。 個人的には、昨年の視察研修で大阪城を、今回熊本城を訪れて日本3名城の2つを見ることができたので、あとは姫路城を残すだけとなりました。 感想としては、かつて見た上山城や大阪城よりもロケーションが良く、写真撮影などもしやすい城、といった印象を受けます。お城の中に入ってしまえば、たいていは順路に沿った展示館と化しているのでこれといった感慨はありませんね。できれば内部構造まで再現されていれば・・・と思いますが。 ☆NEC九州
ここはNEC(日本電気)最大規模の工場で、資本金10億円、平成15年度の売上高は692億円、従業員は2450名。アテネオリンピック女子バドミントン代表の吉冨桂子選手などが所属しています。 実は、工場内の視察に先がけて担当の方から概要をレクチャーしていただいたのですが、せっかくとったメモを施設内で紛失してしまいました(^ー^) ...したがって、あまり詳細な報告はできません。確か、国内外の各工場は精密製造を扱う頭脳行程と組立作業を扱う組立工程とに色分けされており、ここは(というか国内工場の大部分は)前者に分類され、シリコンウエハ(ICチップの製造に使われる薄い基板)を製造している、というようなことだったと思います。 作業はすべてロボットによって行われ、人間はほとんど監視しているだけ。遮断された扉の外から眺めただけですが、ロボットの非常に柔らかい関節の動きと、塵をシャットアウトしているだけに作業室の中がとても澄んで見えたことが印象に残ります。 ☆阿蘇火山博物館
阿蘇火山の形成過程を再現するジオラマや大型スクリーンによる阿蘇の紹介は、お決まりの設備とはいえ、やはり初めての見学になくてはならないものです。館内のお土産品コーナーには木組みの健康指圧棒があったので思わず買ってしまいました。 熊本入りして、前2泊は市内のホテル泊でしたが、3日目は阿蘇町にある阿蘇内牧温泉「蘇山郷」で道青連一行による意見交換会?(というより交流会)などを行っています。この蘇山郷さんは阿蘇町商工会青年部員の方が専務を務める旅館で、交流会のほか旅館外での二次会・三次会までセッティングいただいており、同青年部の方たち4名とともに阿蘇の夜を過ごさせていただきました。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 3泊4日で滞在した熊本はとても良い街、との印象を受けました。街並みは整っているし繁華街も大きく天気も良かった。雪が降りそうな寒い日(27日)もありましたけどね、その後は暖かったです。過去に参加した全国大会は札幌・宜野湾(沖縄)・浦安(千葉)・金沢(石川)といつも寒い目に遭っていたのですが、今回初めて暖かいと感じることができました。次回第8回大会は、年度が変わって今年11月、岡山県で行われるようです。 ただ、毎回感じることですが、全国大会にかこつけてお祭り的に集まり、実はほとんど中身に関心がない、という輩が多いのが気になります。開幕時は席が埋まっていても、休憩時間を挟むと会場がガラガラになり、逆にロビー等に人が集まっている、というパターンですね。これはよっぽど興味深い内容になるか、自覚のある人間だけが参加するか、でなければ改善はされないでしょうし、初日終了後の交流会やサブ会場で行われている商談会に力点を置いているメンバーが多いことも事実でしょう。それはそれで意味はありますが、本大会に限っていえば、今後も続ける意味はあるのだろうか、という疑問はあります。 また今回気になったのは、休憩終了後の“再開アナウンス”がほとんどなかったことと、開会中の場内の音が会場外に流されていなかったこと。そのため、再開されていることに気づかずにいたことが、実は私もありました。 最後に、一緒に参加した方々のパーソナル情報です。
同じく一昨年視察に来られた枝幸町の清水部長ともご一緒しました。実は行きの飛行機の中で、「一昨年お世話になりました、枝幸です」と声をかけられたのですが、「一昨年てなんでしたっけ?」と一向に思い出せなかった無礼なワタシ。「エサシ」と聞いた瞬間、道南の「江差町」が頭にイメージされ、「江差町と何があったかなー??」と必死に考えたけどどうしても解らなかったのでした。熊本到着後、清水部長とは移動のバスの中でずっと隣に座らせていただいています。 当別町の安藤部長と千葉監事とは、3日目の旅館・蘇山郷で同室でした。当別さんも一昨年視察に来られていて、そのときは大津前部長が対応の中心だったのですが、今回ご一緒したお2人も同道されています。“橋の下にある金属オブジェ”を見学したことが特に印象に残っていたようで、さすが綺羅街道の看板を事前研究されて来ただけに納得。あのときはラム工房さんに突然お邪魔し、お世話になったのでした。 ちなみにこの3日目の夜は、最後の最後に私たち3人の部屋に8人ほどが集まり、5次会だか6次会だかわからない会が繰り広げられて散々な目に遭いました(^ー^)(千葉監事は我関せず寝ていた)。 当商工会の佐藤指導員の郷里・北桧山町の菊地部長ともご一緒しています。同部長は現在2期目だそうなので、指導員が北桧山にいた当時から青年部長だったわけですね。「浩ちゃんお酒が好きだから、飲ませてやってね」と頼まれて来ています。皆さん、心得ておいてください。 私ごとですが、お陰さまで今回、5度目の全国大会に参加させていただきました。 予算が縮減され、管内での巡り合わせもあることですが、7回開催のうち5回も行けたのは幸せなことだと思います。私なりにこの大会の流れを見て、開催主旨や現状を考えると問題点はあるものの、参加することによって得るものは多かったと思います。その第一は人脈であり、第二は外に向けた視野、であります。中でも「主張発表」に関しては、一見バカバカしく思えるものの、様々な事例ややり方、考え方を“知識”としてインプットできるだけでも相当タメになるものです。アウトプットしなけりゃ意味ないですけどね。 私が参加するのはこれが最後になると思いますが、今後も機会があれば、ニセコ町からもどんどん参加するべき、と思うものであります。 |
平成17年の新年交礼会は1月17日(月)、プチホテル&レストラン・東山エッグシェルで行いました。 この集まりは例年、町内のホテルで泊まりがけでゲームなどをしながらアットホームに過ごしていましたが、昨年から日帰りで実施しています。そして今回は初めて、ペンションを利用させていただいたのですが、エッグシェルさんには自慢の地ビールはもとより、予算にそぐわない超豪華な料理を用意していただき、感謝の念に耐えません。 当日は部員17名のほか、逢坂町長、田中農業観光課参事、樫原商工会長にご来賓として出席いただき、事務局も含め総勢25名の参加で舌鼓を打ちました。また、昨年管内の広域振興事業として札幌のコミュニティFMに出演した際、ご協力いただいた役場の盛川主事も(わざわざ会費を払って)出席してくださって、部員と懇親を深めていただいています。 商工会は今春から、ニセコを含む羊蹄山麓6商工会の広域連合化が実現される方向で進んでおり、青年部も一般部員も含めた地域間交流が求められるように思います。しかしその基礎となるのが地元の和であり、なかでもこうして多数の部員が会食することは新年会と総会ぐらいしかないので、今後も貴重な機会となるはずです。 部員数は現在30名と増えており、会合等に参加する年齢層も2〜3年前に比べると飛躍的に若返っている、、、というわけで、世代間の距離も飛躍的に縮めたいところであります。今回も仕事の合い間を縫って途中から駆けつけてくださった逢坂町長からは、「青年部にはやるべきことがたくさんある」と、激励というよりも檄を飛ばされました。 やるべきことができる素地は整いつつあるので、まずは周りに活力を与えられるような組織を目指し、1年のスタートとさせていただきます。 |
|
平成16年9月6日(月)、千葉県海上町(うなかみまち)商工会青年部の方々がニセコ町を視察に訪れました。 ご一行は同青年部の椎名・浪川両副部長のほか、事務局の寺嶋指導員を含め17名の皆さん(多い!)。この大所帯による並々ならぬ視察意欲に対応して、当町からは私と藤本副部長のほか硲事務局長に佐藤指導員、久保補助員と総動員で懇談させていただきました。 海上町は千葉県の北東部、銚子市と隣接する人口約1万1千人の“滝のさと”。今回は1泊2日の研修旅行日程の中、初日に札幌ドーム視察を兼ねて野球観戦をした後、2日目にニセコ町に移動し綺羅街道などまちづくりの視察に来られたそうです。 商工会会議室で行われた研修と懇談では、硲局長から綺羅街道の概要から花フェスタの実施までを説明したあと懇談に入りましたが、街やイベントへの取り組みはもちろんのこと観光への関心も高く、“観光のマチ”として捉えたニセコの現状などにも質問がありました。 市町村合併については、海上町も周辺1市3町による法定協議会に加わっているとのことで、新市に移行する可能性もあるようです。いかに地元意識を継続させ、またマチに特徴づけをして行くか、それもお互いの共通課題といえるかもしれません。 |
●平成16年度通常総会(写真なし)
平成16年度のニセコ町商工会青年部通常総会が4月27日(火)、商工会館で行われました。 総会には町農業観光課の田中参事と平田係長のほか、樫原商工会長、女性部の日野浦部長と高山・住吉両副部長を来賓に迎え、部員18名(ほか委任状4名)が出席。15年度の事業報告と収支決算、16年度の事業計画と収支予算を原案通り承認いただいています。 さて今回の議案で1つ例年と違っていたのは、連合会案として青年部員の資格緩和をするのに伴い、当青年部でも規約を変更して、部員資格の条文から「男子」という言葉を削除した点であり、今後は女子でも正部員となり得ることになりました。 また、この総会を機に3名の方が新たに入部され、部員数は30名となっています。様々な事業・活動に皆様のご協力をいただいている中で心強い限りであり、在籍部員にとっても新部員にとっても、新たな人脈形成と学習の場になれば、と思います。 なお議案審議の中で、狩太神社祭でのビール会中止に関するご意見と、視察研修計画、備品購入基金の取り扱いについての質問をいただきました。 ビール会は昨年から協力実施を取りやめたもので、これは協力部員の負担軽減や部全体の運営負担を考慮したもので、神社祭の盛り上げを欠く一因になることは重々承知していますが、その一方で女性部主催の踊り山への協力参加が増える結果ともなりました。そのことを踏まえ、今年も昨年同様の方針で、踊り山などの別視点で祭りを支える方向で行きたい、と考えています。 視察研修はアジア圏をターゲットとした研修を検討中のこと、備品購入基金は一般会計予算に編入することも検討すること、などをお答えしています。質疑の中でも示唆いただきましたが、基金の一般会計編入には慎重な対応が必要と認識しています。 以上のような報告ですが、写真を撮るのをすっかり忘れていたのでテキストのみになってしまったことをお詫びします。こんなケースもたまにあることをご承知ください。 |
平成16年4月4日(日)、全国商工会青年部連合会の松村祥史会長がニセコ町商工会を訪れ、管内から集まった商工会(商工政治連盟)関係者との懇談をしました。 |